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書籍のご案内

開発と協同組合
―タイにおける農漁村協同組合の発展  
山尾政博 著
A5判・上製・264頁
(本体6,000円+税)
ISBN 4-8115-5241-5
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内容概略
 アジア開発途上国の農漁村開発において,協同組合はいかなる役割を果たすことができるのか。貧困の解消と生産力の拡大を目標に農漁村開発を進めてきた途上国では,長年にわたってこの問いかけがなされてきた。環境への配慮を欠き,人間の基本的生活の快適さを無視した従来型の農漁業開発に対する反省が求められるなか,改めて協同組合的アプローチの有効性が注目されている。
 協同組合運動が培ってきた協同と民主主義の理念は,人間の基本的生活に視点を据えた参加型開発に不可欠な要素である。だが,途上国の協同組合運動の将来展望は,いまだに悲観主義と楽観主義の間を揺れ動き,政治主義と開発主義が交錯している。
 本書は,タイの農漁村協同組合運動の発展の軌跡を分析し,協同組合運動が抱えてきたジレンマを解き明かし,今どのような発展方向を目指すべきなのかを検討している。途上国型の協同組合運動を再評価し,発展への道筋を提起した画期的な書である。アジアの農漁村開発に関わる全ての人々に読んでいただきたい。

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目次

I 東南アジアの農村協同組合の成長と葛藤
II タイ農村協同組合の生成と挫折
III タイ農村協同組合の発展と混迷
IV 農村協同組合の組織と事業――成功への教訓
V 漁村協同組合の展開構造
VI “Community-Based Approach”と漁村協同組合
VII まとめ――開発・協同組合・参加

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著者

山尾政博 著

山尾政博(やまお まさひろ)

1977年 北海道大学農学部卒業
1987年 北海道大学大学院農学科研究科単位取得退学、農学博士
1984年 国際協力事業団派遣専門家
1987年 広島大学総合科学部講師
1991年 鹿児島大学水産学部助教授
1998年より、広島大学生物生産学部教授
主 著:
  『漁業考現学』(共著、農林統計協会、1998年)
  『協同組合運動の転換』(共著、青木書店、1995年)
  『米流通・管理制度の国際比較』(共著、北大図書刊行会、1994年)
  『漁民』(共著、北斗書房、1992年)他

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