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ポーからジュール・ヴェルヌ、ランボーへ
―冒険物語の系譜をたどる
高岡厚子著
A5判・上製・224頁
(本体3,200円+税)
ISBN 978-4-8115-7261-1 C1098
本書は第一部「冒険物語の系譜」、第二部「象徴派の詩人」の二部から構成されている。
第一部では「冒険物語作家ポー」に光を当て、「冒険物語作家ヴェルヌ」がポーとどのような関わりを持っているかを検討。次に「冒険物語作家ヴェルヌ」が象徴派の詩人ランボーとどのような関わりを持っているかを分析し、「冒険物語」を通じてヴェルヌとランボーが密接な関わりを持っていることを明らかにする。この二つの考察を通して、ポーからボードレール、ランボー、マラルメ、ヴァレリーへとたどる「フランス象徴主義の系譜」とは別に、ポー、ボードレール、ジュール・ヴェルヌ、ランボーへとたどる「冒険物語の系譜」を明らかにする。
第二部では、象徴派詩人ランボーとマラルメの詩作品の解読を試みる。まず、ランボーを取り上げ、全作品を通して、火、音楽、饗宴のイメージがどのように描かれているかを検討。次にマラルメを取り上げ、ポーに関係するマラルメの作品とポーとの関連性を考察。第一部、第二部をとおして、象徴主義の元祖としてのポー、「冒険物語作家」の元祖としてのポーを軸として、ジュール・ヴェルヌ、ランボー、マラルメが互いに関連性を持ち、共鳴し合っていることが明らかにされる。
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第1部 冒険物語の系譜
第1章 ジュール・ヴェルヌとポー
Ⅰ『アトラス船長の冒険』
Ⅱ『海底二万里』
Ⅲ『氷のスフィンクス』
第2章 ランボーとジュール・ヴェルヌ
Ⅰ『酔いどれ船』
Ⅱ『野蛮人』(『イリュミナシオン』)
Ⅲ『キャプテン・クックの航海記』
第2部 象徴派の詩人
第1章 ランボー
Ⅰ『火』のイメージ
Ⅱ『音楽』のイメージ
Ⅲ『饗宴』のイメージ
第2章 マラルメとポー
Ⅰ『大鴉』の翻訳
Ⅱ『エドガー・ポーの墓』の第1tercetの問題
おわりに
参考文献
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高岡厚子著
高岡厚子(たかおか あつこ)
梅花女子大学文化表現学部教授
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